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和鍼治療院の症例
関節リウマチ
70代 女性 Kさん
50代の頃から手の指にこわばりを感じることが増える。
血液検査でリウマチ因子が高いことが判明。
60を過ぎて、こわばり感がひどくなり、人差し指に傷みが出るようになる。
冬場、食器を洗ったり、雑巾を絞ったりする際に、水を使うとひどくなるように思う。
70才からリウマチの治療として、鍼灸治療を試してみる。
数回の治療で、指が腫れる感じが改善し、こわばり感が減少する。
一年間の治療で、指のこわばり、傷みが消失。
冷たい水に触れても、指が強ばることがなくなる。
指のこわばりが出るようになられてから、皿を洗ったり、掃除で雑巾を使ったりする際に、指に激痛が走るようになっておられました。
夏場よりも冬場の方に、指の状態が悪化する傾向がありました。
幸い、指の変形はなく、関節の腫脹がありました。
治療を始めてすぐに、指の腫れが改善し、朝のこわばりがあまり気にならなくなっていただけました。
水を使う際に出る痛みは、1年間ほど続きましたが、翌年の冬には痛みが出ることがなくなりました。
それ以降、手の指に腫れと痛みが出ることはなく、冬場でも快適に水を使えるようになったことを大変喜んでもらえています。
比較的速やかに改善できた理由は、変形が始まる前に治療を開始できたことと、
西洋医学による薬を使用していなかったことが考えられます。
薬を長期間に渡って使うと、副作用による影響があったり、突然薬をやめる際にはリバウンドによって症状が悪化したリします。
変形が生じる可能性がある関節リウマチであっても、自然治癒力の力がなければ治癒することは難しいと思われます。
腫れや痛みは、炎症があることの現れです。
鍼灸治療で、炎症をコントロールしながら、同時に治癒力を高めていくことが、安全に、着実に回復する近道であると考えております。
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