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学童防波堤論 (インフルエンザ)
インフルエンザワクチンの学校での集団接種は、1962年から始まりました。 この時、集団接種に舵をきらせることになったのが、「学童防波堤論」の採用です。 その内容は、「インフルエンザの流行は免疫のないこどもから始まり、集団生活を送る学校において一人の感染者でも出れば、瞬く...
立春と感冒
今年も立春を迎えて、インフルエンザや風邪が流行しているようです。 東洋医学では、春は、冬の間の不養生が原因で、体調を崩すとされています。 日中の温度差や、日々の温度差が激しいこの時期は、自律神経のバランスが乱れやすいと思います。...
花と美 5
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」 着物姿を連想すれば、美しい女性の姿勢を花びらに喩えていると見ることができます。 一方、それぞれの花の根に注目すれば、女性が罹患しやすい症状に効果的な生薬を、女性の容姿や行動から喩えていることがわかります。 ...
花と美 4
最後に「百合」の花のお話です。 ユラユラと揺れる百合の花を、優雅に歩く和服の女性に喩えているとされています。 美しさの表現も漢方的に考えると、揺れることは「ふらつき」と関連します。 この場合のふらつきは、「気の不足」によるものとして考えてみます。 ...
花と美 3
「座れば牡丹」をみてみます。 ゛座れば゛は、じっと座っている女性を連想させ、その姿から運動不足の女性を想像させます。 身体を動かさずに長時間同じ姿勢でいると、身体の気が欝滞し、気の巡りが悪くなります。 血は気によって身体に隈なく運搬され、気は血によって生成されるとい...
花と美 2
見た目の華やかさに注目が集まりやすい三種類の花ですが、実は共通するもう一つの重大な要素があります。 それは、それぞれの根の部分が「生薬」として用いられることです。 もともとは漢方における「生薬の用い方」を花の姿に例えているという説があり、東洋医学の診断と治療にこそ意味が...
花と美 1
古来より、美しいものを花に喩えることが良くあります。 その一つに「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」があります。 美しい女性の姿を三種類の花の様子に喩えていると伝えられています。 とくに和服をきている女性の姿のありようということらしいのですが、凛とした立ち...
ストレス学説 (下)
ハンス・セリエは、ストレッサーとストレスの関係を軸に、生体の防衛反応について証明することに成功しました。 ストレッサーを受けた生体は、視床下部にある自律神経の中枢が興奮を起こし、交感神経を通じて副腎皮質に作用が及び、ここからアドレナリンが分泌されます。...
ストレス学説 (中)
「汎適応症候群」の次は、「ストレスとストレッサー」について紹介します。 私たちには喜怒哀楽といった感情あり、喜びや悲しみでも、度を越えてしまうような情動は、健康に深く影響を与えてしまいます。 東洋医学では、怒りが肝を傷つけ、悲しみが肺を傷つけるといった具合に、人の感情を七情...
ストレス学説 (上)
ストレスが人体にさまざまな影響を与えることは広く知られていることです。 東洋医学においてストレスは、気滞や瘀血などの病理産物と関係が深く、病気の原因になると考える点においては現代医学と同じであります。 ストレスがどのように影響を与えるのかを動物実験によって証明したのが、ハン...
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