原因療法のすすめ大きなつづみには、魑魅魍魎が居ることを忘れてはいけません。 実際に痛み止めを連続投与することで、交感神経が常に亢進することになり、頻脈、高血圧、末梢の循環不全、消化器の粘膜破壊、関節のさらなる変形、尿量の低下、腎障害、白内障、不眠、易疲労、食欲不振、便秘、口渇、動脈硬化、狭...
黄色の容器アスピリンには、プロスタグランジンが引き起こす痛み、発熱、リンパ球の炎症を止める効果があります。 それはアスピリンがプロスタグランジンの合成を阻害することができるからで、同時にカテコールアミン系と呼ばれるホルモンの生産を高めます。...
アスピリンと副作用 (下)長期投与を控えるようにとの指示もあることから、その効能の仕組みを詳しく知る必要を感じます。 Tさんに生じた全身の症状は、私たちの免疫システムと深く関係があります。 免疫システムは、免疫だけが独立して機能しているのではなく、自律神経と内分泌系(ホルモン)とが連携して機能してい...
アスピリンと副作用 (上)今回、アスピリン配合の市販薬を使用したTさんの副作用は、胃などの消化器ではありませんでした。 薬の歴史を振り返ると、アスピリンは柳のエキス剤に端を発し、その発展過程で使用されてきた目的がリウマチの関節痛に対しての鎮痛効果だったこともわかりました。...
アスピリンTさんが市販薬を服用したことで、薬の副作用の怖さ、身体への多種多様な悪影響、そして解毒の難しさが明らかになりました。 そして、私の頭の中には、薬の影響に関して別のことが浮かぶようになりました。 もう少し踏み込んで、この薬の薬効に関するところを考えてみる必要が出てきました。...
薬の添付文書手の痛みの不安から市販の薬に手をだしてしまったTさんでしたが、薬の使用歴はかなりの年数になります。 20代でパーキンソン病、30代でリウマチ、40代で喘息と緑内障、50代からは高血圧といった具合に、薬の種類と量が増えていきました。...