西洋医学について

現代医学を考える理由

   現代医学を考える理由

 

現代医学において西洋医学が主流である以上、その歴史や特徴について知っていただきたいことがあります。

近年、世界では代替医療への期待が高まりつつあります。

その背景の一つには、現代医学による「医原病の問題」があるのをご存知でしょうか。

医原病とは、「たいして病気でもない人が、手術や投薬などの医療行為を受けることにより、本当に病気なること」を意味します。

日本では、あまり聞きなれない言葉ですが、見逃すことができない状況があります。

高度に発達した現代医療によって、医原病が発生するという皮肉な事態となっているからです。

アメリカ医学会の名門ジョーンズホプキンス大学教授、バーブラ・スターフィールド教授は、公衆衛生の権威です。その彼女は2000年に、「米医学会誌」の中で、医原病による年間死者数が25万人であると発表しました。

彼女は論文の中で、「いくつかの薬が危険というだけではなく、多くの薬が過剰に、不適切に使われていることである」と言っています。

さらに「大衆は、不適切な薬の使用が危険なことを理解せず、薬をたくさん使えばより健康になれると思い込まされている」と指摘しているのです。

さらに2004年、アメリカ栄養研究所のゲーリー・ヌル博士は、医原病による死者の数が約78万人に及ぶこと、そして、全米の死因第1位であることを論文で発表しました。

これらの衝撃的な事実を、日本においても深刻に受け止める必要があると思います。

 

現代医学では、ハイレベルな劇薬で症状を抑えようとします。

それが本当に病気を治すことになるのか考える時が来たのではないでしょうか。

そのためには、西洋医学の歴史をみることが大切です。

歴史に刻まれた現代医学の特徴、さらに長所や短所を知っていただけたら幸いです。

 

西洋医学によってもたらされた生理学、病理学、解剖学などは、東洋医学においても重要であることは間違いありません。

それは東洋医学と対立する内容ではなく、むしろ東洋医学の叡智を裏付けたり、人を診る上での深い洞察力を与えてくれたりするものであると感じております。

西洋医学の光と影を知ることは、治療の意味を考えるために重要です。

西洋医学はどのように進歩してきたのか、西洋医学の歴史のコーナーで紹介しています。

それと合わせて東洋医学の歴史も紹介しておりますので、二つの医学が歩んできた道を読んでいただき、それぞれの医学の選ぶ時の参考にしてほしいと思います。