- 小島 秀輝
「五臓六腑」を言えますか?
お酒を飲んだ時、「五臓六腑に沁みわたる」と言うことがあります。
スポーツで喉の渇きが酷いとき、蛇口からでる水を飲んだだけでも、これに似た感じを持つことがあります。
身体の隅々の細胞にまでしみわたるように広がる感覚をこのように表現するのだと思うのですが、ここで言う「五臓六腑」とは何を示すのでしょうか。
五臓六腑をいくつを答えることができるか、チャレンジしてみてください。
まずは、「五臓」から考えてみましょう。
さて、いくつ答えられるでしょうか。
心、
肝、
腎、
肺
これぐらいはすぐに思いつくことができると思います。
最後のひとつ、これが意外に難しいのではないでしょうか。
どうでしょう。
そろそろ答えを思いつきましたか。
答えは、膵臓 ではありません。
「脾」という臓になります。
正解は、心、肝、腎、肺、脾の5つで、五臓ということです。
まずは五臓だけでしたが、全問正解できましたか。
「脾」という臓を答えることが出来た人は、東洋医学に関して、初心者レベルの知識があります。
西洋医学だけを学んでも、五臓をパーフェクトに答えられない人がいます。
それは、西洋と東洋の医学の違いがあるからです。
東洋思想に陰陽五行説ということがあります。
この内の五行説と五臓が結びついて、東洋医学の基本の考え方となります。
五臓が東洋医学の考え方であることを覚えて欲しいと思います。
つぎは「六腑」にチャレンジしてください。
つづく
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