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機械論


欧米では19世紀以降、自然科学や生物学などにおいて目覚しい発達があり、それにともなって西洋医学は現代医学としての地位を確立していきます。 西洋医学が確立した原理は、「人間機械論や特定病因論」です。 人体は、心臓、肝臓、腎臓、肺、脳、筋肉、骨格など、部品とも言える「臓器や器官」から構成されている考えるのが「機械論」です。 そして病気の原因がそれらの「臓器や器官」にあると考えます。 そのため、「一つの病気には特定の臓器に特定の病因がある」という特定病因論が主流を占めるようになりました。 それに伴い、「特定の原因を取り去ることや、あるいは、補うこと」が治療目的になっています。 特定病因論に基づく西洋医学は、伝染病や外傷などの治療に非常に有効でした。 例えば、肺結核の場合、肺に結核菌が侵入したことによって発病します。 そのため化学療法によって結核菌を殺菌することが治療となります。 抗生物質やステロイド剤は、「魔法の薬」と呼ばれるほど劇的な治療効果を上げましたが、その一方で、耐性菌との終わりなき戦いや複雑な副作用を伴うことが判明し、使用方法に気をつける必要があることも広く知られるようになってきました。 機械論や特定病因論の問題点は、患者自身の体力や環境条件を二次的で、副次的なものとみなす傾向を強めることになったことです。 その結果、高齢化社会やストレス社会となった日本のような国では、疾病構造が変化し、病気の種類や分布に対応できなくなっています。 実際、感染症や急性の病気よりも、癌や高血圧、糖尿病などの成人病や、膠原病やうつ病などの複雑な病気に中心が移っています。 原因となっている臓器がわかっていても治療法がなかったり、原因不明とされる症状が増加傾向となっています。 近年、代替医療が求められるようになっている背景には、このような機械論的に人体をみることに限界があるから

だと思われます。