腰痛と骨盤矯正

和鍼治療院の症例

退院後のHさん

東洋医学による腰痛治療

90代女性 Hさん

Hさんの入院は予想外に長いものとなり、3週間もつづきました。

1週間で個室から退室することになり、それ以後は一般の6人部屋で過ごすことになりました。

一般病室に移る時には、風邪(インフルエンザ)もすっかり改善しており、結局、心配されていた肺炎も全く発症することはありませんでした。

入院前する前から体調管理を任されていたので、一日も早い帰宅を望んでいたのですが、リハビリを行う名目で、余分に病院に滞在することになりました。

退院後、治療を再開したのですが、Hさんは味覚障害を再発し、食べ物の味がまったくわからなくなっておられました。

しかも足腰の筋力低下が著しく、自宅の二階に上がることができなっていました。

さらに体力低下が加わり、入浴中に心拍数が激しくなり、倦怠感がでる状態まで悪化しました。

一人での入浴が危険なため、ヘルパーの方の見守り中に入浴することになりました。

リハビリの目的での追加2週間に渡る余分な入院は、全く効果がなく、むしろ体力低下と筋力低下を招き、日常生活の質を著しく低下させるものでしかありませんでした。

昨年から継続してHさんの治療を受けもっていた私には、この展開はある程度は想像してましたが、まさかここまでQOLが低下するとは思いもよりませんでした。

高齢で、普段から足腰が弱っているHさんに、病院でのリハビリなどなんの意味もありません。

むしろ風邪によって失った体力を鍼灸治療によって取り戻すことが重要だったのです。

退院後にすぐに治療が再会できたことにより、Hさんの体調は少しずつ回復するようになり、2週間後には味覚が正常に戻りました。

そのことで食欲が出るようになり、以前のように食事を取れるようになりました。

しばらく入浴中の動悸が続きましたが、3週間後には一人で入浴できるようになりました。

二階へ上がれるようなるには、4週間の日にちが必要でした。

二階の部屋にある神棚のお水とお花を自分の力だけで替えることができるようになって、大変喜んでおられました。

これらの回復は鍼灸治療によるものです。

入院中に、「すべて私たちに任してくれたら心配ない」と看護師がHさんに言っていたそうですが、とんでもありません。

むしろどうしたらこれほどまでに体力低下するのか理解に苦しみます。

さらに一人で生活できないほど弱ってしまった老人をそのまま帰宅させるのですから、医師と看護師はHさんの何を看ていたのか疑問です。

そもそも入院する必要があったのかすら疑問を持たざるえません。