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大長今

宮廷女官 チャングムの誓い

日本で初めて本格的に放映された韓国の時代劇、それが「宮廷女官 チャングムの誓い」です。

韓国において視聴率50%を超え、日本では何度も再放送されるほどの人気を誇る作品です。

監督であるイ・ビョンフン氏が自ら証言しているのですが、実は、ドラマの話の内容は、ある一点を除いて、すべてフィクションなんだそうです。

たったひとつだけ真実があり、それが男尊女卑の厳しい封建制度の朝鮮王朝時代に、チャングムという女性が医女として、王の主治医にまで上りつめたことでなのです。
「予の体のことは医女長今が知るなり」
王からこのように言われるほど、チャングムは医術に長けていたと考えられています。

私も同じ「医」に携わるものとして、監督だけでなく、彼女に興味を持ったひとりであります。

ドラマを観ていると、まるで東洋医学の知識の宝庫のようであり、イ・ビョンフン監督が熱心に東洋医学を学び、誠実に医術を描写していることが分かります。
チャングムの実物像としてはフィクションであっても、東洋医学の医術や叡智に関しては、学ぶべきところが溢れるほどで、しかも医学として真実を述べています。
10年以上も前に日本で放映され、幾度も再放送されている「大長今」のシーンをご紹介しながら、東洋医学のエッセンスをご紹介しようと思います。

和鍼の未病治
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