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病の経過

大阪本町和鍼の不妊治療

東洋医学の考え方を用いて明らかにした病気の姿のことを「証」と呼びます。
病は、発症してから回復期まで同じ様相ではなく、時間の経過と共に変化していきます。

この変化を診断し、治療に反映させることが「証」を用いる理由の一つです。
証は、病人の訴え(自覚症状)と身体に現れる変化(他覚症状)の両方から導き出され、また、これらの症状の変化に応じて治療の際に証も変化します。


西洋医学では、病名で治療方針が決まるため、病が治らない限り、治療方法が変わることはありません。

しかも病名による治療のため、どこで診察を受けても病名が同じであれば、治療方法もほぼ同じものとなります。

どこで治療を受けても同じサービスを受けることができるということです。
しかし、セカンドオピニオンを求める場合、同じ病名で診断されたら、治療方針に違いはなく、治療効果が上がることにはなりません。
そのため、もしも西洋医学で好ましい治療効果がなくてお困りの場合、同じ西洋医学にセカンドオピニオンを求めても、好ましい意見や知識が得られる可能性は低いのではないでしょうか。

このような場合は、東洋医学の視点から病を診断することをおすすめしています。


証を用いる理由は、病の変化を治療に反映させることにだけあるのではありません。
病気にかかった個人の体力や体質の差、季節の影響度合い、年齢の差、病原体の性質なども反映させることができます。

これによって、個人や時期によって異なる状態を詳細に把握し、治療方法に活用します。

正確な治療を行うためには、病だけを見るのではなく、病にかかっている人を丸ごと診ることが大切であり、そのために「証」を立てることは欠かせません。
東洋医学が個人重視のオーダーメイド医療といわれる所以はここにあります。

 

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