ひのえうま 【後編】
- 2025年12月28日
- 読了時間: 3分
更新日:2025年12月29日

■ 丙午の象意 ― 陽が極まり、姿が露わになる年
丙午は「陽の火」が「南の火」を重ねる組み合わせです。陰陽五行では、火は“明るさ”と同時に“過熱”も象徴します。
つまり丙午は、「物事が表面化し、隠れていた問題が露わになる」そんな象意を持つ年です。
1966年を歴史的に眺めると、社会の構造問題や価値の転換が急速に表面化した時期でした。迷信ではなく、時代の“気”が変わったと見るべきでしょう。
■ 甲・乙・丙と続いてきた流れ ― “年の気”は単独で起こらない
甲(はじまり) → 乙(成長) → 丙(顕現)という三段階の流れは、五行の自然法則そのもの。
甲辰(1964):制度・産業の刷新期(東京五輪)
乙巳(1965):拡張と成長、急速な変化
丙午(1966):成熟し、問題点が露わになる年
つまり丙午は、単独で突然「激しい年」になるわけではなく、それまでの蓄積が表に出やすいタイミングなのです。
社会の動きも、個人の健康も同じです。「急に悪くなる」のではなく、小さな蓄積が、ある時“丙の火”で見える形になる。
これが易学が教える智慧です。
■ 十二支は歴史のリズム ― “龍”から始まる生命力の周期
辰は「伸・震」に通じ、“上昇し、動き出す力”を象徴します。
辰(龍):動き始める
巳:形を整える
午:極まって転換する
社会の歴史も、このリズムで動きます。高度経済成長の勢いが頂点を迎え、その翌年以降、構造的な疲弊が明確になった流れはその典型例です。
■ 社会の火が強い時、人の火(心身)も強くなる
火が極まると、必ずと言っていいほど自律神経・睡眠・更年期症状が悪化しやすい傾向が表れます。
心が落ち着かない
眠りが浅い
イライラが続く
のぼせ・動悸が増える
これは迷信ではなく、「時代の気」と「人の気」が共鳴する」という東洋医学の考え方です。
強い火の時代には、“冷まし、落ち着け、整える”という水の働きが必要になります。
■ 和鍼治療院としてお伝えしたいこと
火が強まる年・季節・社会情勢のときほど、身体は微細なサインを通じて不調を知らせてきます。
寝つきが悪い
手足がほてる
呼吸が浅い
感情の波が強い
これらはすべて「火」の過剰を示すサインです。
和鍼治療院では、火と水のバランスを取り戻す鍼灸を中心に、心身の調律をお手伝いしています。
迷信ではなく、“自分と時代のリズムを知って整える”――これが本来の東洋医学・易学の使い道です。
■ 明るく未来へ ― 易学は人を励ますためにある
丙午の迷信は、もう終わらせる時代に来ています。これからは、「気の流れを理解し、自分の人生を主体的に作る」そのための智慧として、易学を使いこなす時代です。
あなたの身体が発するサインは、未来を良くするためのメッセージです。どうぞ遠慮なくご相談ください。




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