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大雪――冬至直前、陰が最も深まる頃
大雪は冬至直前の節。陰が極まり一陽来復を迎える準備期です。冷え・むくみ・呼吸の浅さを整える冬の養生と、和鍼治療院の冬ケアをご紹介します。
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12月8日読了時間: 3分


右近の橘と日本在来種・大和橘
平安京の右近の橘を通して、藤原氏と菅原氏の宮廷政治や因縁を解説。日本在来種・大和橘の特徴や冬の養生への活用、香りがもたらす呼吸器や自律神経への効果も紹介します。
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12月1日読了時間: 3分


小雪(しょうせつ)——小春日和の名残りと、冬の乾きが忍び寄る頃
小雪は11月22日から。小春日和の名残りと乾いた冷えが同居する季節は、感染症と体調不良が増える時期。東洋医学が読み解く小雪の養生法と、和鍼治療院の季節ケアをご紹介します。
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11月21日読了時間: 4分


黍餅とおはぎ──雑穀のちから
韓国の黍餅と日本のおはぎ──雑穀に宿る生命力と日韓の食文化の共通点を紹介。東洋医学の視点から、黍と小豆の養生効果や自然と調和する食の智慧をお伝えします。
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11月13日読了時間: 3分




霜降
大阪本町の東洋医学鍼灸 和鍼治療院 霜降 ― 霜が降りる朝、潤いを忘れずに —— 丙戌の十月、秋の変わり目とごま油の智恵 明日はいよいよ「霜降(そうこう)」を迎えます。二十四節気の第十八、例年 10月23日ごろから立冬の前日(11月6日ごろ)まで を指し、秋の終盤を告げる節気です。文字どおり、露がさらに冷えて霜となる時季。夜明けには屋根や草葉の先に薄く白い氷の花が咲き、朝日に輝く光景は、季節の移ろいを感じさせてくれます。 今年の10月は、まさにこの「霜降」という言葉の意味を体現した月でした。干支でいうと「丙戌(へいじゅつ)」の月。丙は太陽の火、戌は晩秋の土を表します。火と土が交わると季節は大きく動く——その名のとおり、 前半は夏の名残りを引きずる暑さ、後半は一気に冷え込むという激しい気象の転換 がありました。大阪でも10月前半は30度近い日が続き、衣替えをためらう陽気でしたが、先週末からの低気圧通過で空気が一変。今週は一気に11月下旬並みの寒さとなり、気温差は10度以上。この落差こそが、まさに丙戌の「火が消えて土に沈む」瞬間を象徴しているようです
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10月22日読了時間: 4分


坐骨神経痛と向き合う ― 養生篇
和鍼治療院 ※こちらは「治療篇」と対になる内容です。 治療篇では施術や体表観察の重要性を述べましたが、この養生篇では「ご自宅でできる工夫」を中心にまとめています。治療と養生を合わせて実践することで、より早い回復と再発予防が期待できます。 坐骨神経痛は、お尻から足にかけて痛みやしびれが走るつらい症状です。多くの方は「筋肉のこわばりが原因」と考えがちですが、私の臨床経験では、それだけでなく内臓の疲労や全身のバランスの乱れが深く関わっていることを実感しています。ですから養生においても、単に痛む場所を温めたりストレッチするだけでは十分ではありません。体質や季節に応じた工夫が大切になります。 1.腎を養う 東洋医学で腎は「生命力の源」とされ、腰や下肢を支える力を司ります。腎が弱ると、腰や坐骨神経に負担がかかりやすくなります。 おすすめ食材 :黒豆、山芋、くるみ、黒ごまなど。 生活の工夫 :冷たい飲み物を避け、腰や足元を冷やさない。ぬるめのお風呂でじっくり温まる。 2.脾胃を守る 脾と胃は食べたものを消化し、全身にエネルギーを送る役割を持ちます。弱ると筋肉が
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9月19日読了時間: 2分


季節の変わり目 「ぎっくり腰」
東洋医学鍼灸の和鍼治療院 腰が痛い人必見!秋の養生と簡単セルフケア 秋は腰痛が増える季節です。 朝晩の冷え込みや夏の疲れで弱った胃腸が、腰の不調を引き起こすことも少なくありません。今回は実際の症例を交えながら、秋の腰痛の原因と予防法、さらにご自宅でできる簡単なセルフケアをご...
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9月9日読了時間: 3分


【症例紹介】生理痛
生理痛 和鍼治療院 🌸頭痛薬と鎮痛剤を手放せた ——30代女性の「体質改善」ストーリー 「肩こりがひどくて、頭痛薬が手放せません」「毎月、生理が来るのがこわい」——そんな悩みを抱えて来院されたのは、30代前半の女性。仕事や日常のストレスを抱えながら、長年、 慢性的な肩こり・緊張性頭痛・生理痛 に悩まされていました。 マッサージを定期的に受けていたものの、その効果は一時的で、翌日にはすぐに肩が重くなる。生理痛も強く、鎮痛剤なしでは過ごせない毎月に、身体的・精神的な限界を感じておられました。 ◆きっかけは「体質改善」と「将来への備え」 ご夫婦で妊娠・出産について意識し始めたタイミングでもあり、「このままでは自信を持って出産に向き合えない」と、東洋医学的な体質改善を望まれて当院を訪れました。 ◆東洋医学から診た全体像 脈・舌・腹診に加え、日常生活やストレス状態などを丁寧に伺った結果、以下のような体質が浮かび上がりました: 肝気鬱結(かんきうっけつ) :気のめぐりが滞り、イライラや頭痛につながる 瘀血(おけつ) :血の流れが悪く、月経時の痛みや重だるさ
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7月14日読了時間: 2分


パーキンソン病 【前編】
パーキンソン病 Yさん 前編 再び訪ねてきた理由 ──深夜2時の生活と、動かなくなった左足 Yさんが初めて当院を訪れたのは、もう10年ほど前のことでした。当時は、重度の花粉症に悩まされていた時期。紹介で訪れた施術が体に合い、鼻の通りや目のかゆみが大きく軽減したことで、「こんなに楽になるのか」と驚かれたのを、私もよく覚えています。 その記憶が心の片隅にあったのでしょう。今回、再び来院されたのは、まったく異なる症状── パーキンソン病による運動障害 でした。 発症は約2年前。最初は「左手の動きが鈍い」という違和感から始まりました。それが徐々に左半身へと拡がり、やがて左足が思うように前に出せなくなっていった。日常生活に支障が出るようになるのに、それほど時間はかかりませんでした。 Yさんの生活は非常に忙しく、昼間は本業、夜はアルバイトというダブルワークをこなしています。就寝は深夜2時過ぎ。いわゆる「ゴールデンタイム」と呼ばれる22時〜2時の睡眠時間に身体を休めることができていません。これは単なる“寝不足”ではなく、「修復の機会を奪われ続ける生活」と言い換
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6月24日読了時間: 3分
【症例紹介・後編】自然農法に情熱を注ぐ日々へ
― 6か月の東洋医学的治療で心と体に起きた変化 ― こんにちは、和鍼治療院です。今回は前回に引き続き、小児期のペルテス病による後遺症に悩んでいた60歳男性の症例、6か月経過後の現在の様子をご紹介します。 ■ 6か月の経過で見られたさらなる改善...
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6月19日読了時間: 2分
【症例紹介・前編】ペルテス病の後遺症に悩んだ60歳男性
― 東洋医学的アプローチによる回復への第一歩 ― こんにちは、和鍼治療院です。今回は、小児期にペルテス病を患い、その後長年にわたって後遺症に悩まれていた60歳の男性患者様の症例をご紹介いたします。 ■ ペルテス病とは? ペルテス病は、大腿骨頭への血流が一時的に途絶えて骨が壊...
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6月8日読了時間: 2分
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