立冬
- 2025年11月6日
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立冬 ― 冬の気が立ち始めるとき
今年の立冬(りっとう)は11月7日から11月21日まで。二十四節気のひとつで、暦の上ではこの日から冬が始まります。
とはいえ、日中はまだ秋の名残を感じる暖かさもあり、朝夕は一気に冷え込む――そんな寒暖差の大きい季節です。この温度差が自律神経を乱しやすく、肩こり、倦怠感、冷え、睡眠の乱れなど、体調を崩す方が増える時期でもあります。
陽から陰へ ― 身体も冬のリズムへ
東洋医学では、立冬は「陽」から「陰」へと移り変わる節目。自然界の気が静まり、生命が内に向かってエネルギーを蓄える時期です。人の体も同じように、外に発散していた気を内側へと収めていく必要があります。
この時期に無理をして活動を続けると、冬の冷えや疲れが深部に残り、春先の不調につながることも。立冬の頃は、しっかりと休息をとり、体を温めて「静」を養うことが大切です。
立冬の養生法 ― 「温」と「潤」を心がけて
立冬のキーワードは「温」と「潤(うるおい)」です。冷えを防ぎ、乾燥から身を守ることが、この時期の養生の基本です。
朝起きたら、まず白湯を一杯。冷たい飲み物は控え、根菜類や発酵食品を中心とした食事で内側から温めましょう。黒豆・黒ごま・ひじきなどの「黒い食材」は腎を補い、生命力を支えてくれます。腎は冬の臓といわれ、冷えや老化、自律神経の安定に深く関わる重要な臓腑です。
また、空気の乾燥による喉の痛みや肌荒れを防ぐために、加湿と保湿を心がけましょう。お風呂は熱すぎない湯でじんわり温まり、眠る前に深呼吸をして心を鎮める――そんな小さな習慣が、冬の健康を守ります。
最近の体調の変化と鍼灸の力
この時期、治療院には「足先が冷えて眠れない」「肩や首がこる」「体がだるい」といった方が増えてきます。気温差により血流や自律神経のバランスが乱れ、体の中で「気」の流れが滞るのが原因です。
鍼灸では、この滞りを整え、体が本来持つ自己回復力を高めていきます。特に立冬の頃は、冷えを深部から取り除く温灸治療や、腎の働きを助ける経穴への施術が効果的です。体の内側からぽかぽかと温まり、自然に呼吸も深くなります。
和鍼治療院からのご案内
和鍼治療院では、季節の移り変わりに合わせた「養生の鍼」を大切にしています。立冬を迎える今こそ、冬を健やかに過ごすための準備を始めるとき。
冷えや疲れ、睡眠の乱れ、喉の違和感など、少しでも気になる症状がある方は早めのケアをおすすめします。鍼灸は、薬に頼らず体質そのものを整え、自然と回復していく力を引き出す伝統療法です。
今年の冬は、身体の声を聞きながら、無理なく整えることから始めましょう。**「立冬のからだチェック」**として、お気軽にご相談ください。和鍼治療院が、あなたの冬支度を丁寧にサポートいたします。




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