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東洋医学の特集 ③

  • 3月11日
  • 読了時間: 3分


「検査で異常なし」――それでも、つらさがある方へ

不定愁訴にこそ、東洋医学の本領がある

「検査では異常ありません」その言葉を聞いて、安心できたでしょうか。

確かに命に関わる病気が否定されたことは、大切な事実です。しかし同時に、

  • だるさが抜けない

  • 眠りが浅い

  • 胃腸の調子が整わない

  • 気分が晴れない

  • 冷えや動悸、息苦しさが気になる

といった不調が、確かに“ある”のに説明がつかない。この状態に戸惑いを感じている方は、決して少なくありません。

こうした症状は、一般に不定愁訴と呼ばれます。

西洋医学が「異常なし」とする理由

西洋医学は、病気を特定し、治療するための医学です。血液検査や画像検査で異常がなければ、「治療対象となる病変は見当たらない」という判断になります。

これは、医学としてとても正確で誠実な結論です。

ただし、検査に映らない段階の乱れ数値化されない不調感複数の症状が絡み合った状態

こうしたものは、西洋医学の枠組みでは捉えにくいのも事実です。

東洋医学は「病気」ではなく「状態」を診る

東洋医学が本領を発揮するのは、まさにこの領域です。

東洋医学では、不調を「ある/ない」で判断するのではなく、身体全体の状態が、今どのように傾いているかを診ます。

疲れやすさ、冷え、眠り、食欲、感情の揺れ。舌や皮膚、脈、声、姿勢。尿や便、汗のかき方といった生理現象。

それらすべてを、身体の内側の変化が外に表れたもの――象(しょう)」として捉えます。

検査では異常がなくても、象を通して見ると、・回復力が落ちている・巡りが滞っている・緊張が抜けなくなっているといった「状態の偏り」が、はっきり見えてくることがあります。

不定愁訴は「気のせい」ではない

不定愁訴という言葉には、どこか曖昧で、軽く扱われる印象があるかもしれません。

しかし東洋医学では、不定愁訴は、身体が発している重要なサインと考えます。

大きな病気になる前段階。無理が積み重なった結果としての歪み。生活や環境が身体に合わなくなってきている兆し。

それらを早い段階で読み取り、整えていくことこそが、東洋医学の役割です。

和鍼治療院が大切にしていること

和鍼治療院では、「異常がないから問題ない」とは考えません。

同時に、「何でも治せる」とも言いません。

今の身体がどのような状態にあり、何が負担になり、どこから整えていくべきか。

そのために、丁寧な診断と弁証を行います。

強い刺激で一時的に変化を起こすのではなく、身体が本来持っている調整力が、自然に働き出す条件を整える。

それが、和鍼治療院の治療の考え方です。

「異常なし」と言われた、その先へ

検査で異常がない。それは「何も起きていない」という意味ではありません。

まだ病名がつく段階ではない、というだけです。

もし今、説明のつかない不調に悩んでいるなら、それは身体が出している“声”かもしれません。

和鍼治療院では、その声に耳を傾けるところから治療が始まります。

不定愁訴にこそ、東洋医学の診断力と治療の真価があります。

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