50代女性Sさん場合、風邪を引くたびに発症するのが、悪寒と喉の痛みです。
更年期症状があり、普段から逆上せる感じがあります。
鍼灸治療を始めるまでは、ひどい頭痛に毎日悩まされておられたようで、頭痛薬を手元から離せないほど服用されていました。
治療を始めるようになって半年ほどで、頭痛がなくなり、今では薬を飲むことは全くありません。

ホルモン剤を使用していた期間が長く、その副作用が懸念されます。
婦人科疾患への対症療法として用いたもので、西洋医学では通常的に使用されている処方でした。
私の所見では、ホルモン剤を使用した経験のある方や、ホンモンバランスに乱れがある方に、風邪を引いた際に咽が激しく痛む方が多いように感じます。
喉の痛みがあるからホルモンバランスが悪いのではなく、ホルモンバランスが悪い方に、喉が痛くなる傾向があるという印象です。
今秋は特に風邪を引く回数が増えておられて、一度治っては、また罹患することを繰り返されています。
悪寒と咽頭痛をはっきりと自覚されて来院されますので、いつ、何をして、風邪を引いたのか、おおよその検討がつきます。
もちろん、脈診で他覚的にも確認して治療をしております。


咽の痛みを伴う風邪の場合は、通常の風邪治療に加えて、咽の炎症を軽減するツボを使う必要があります。

ほとんどの場合は一本で済みますが、ひどい場合は瀉血をすることもあります。
指先のツボを使うのですが、麦粒種(もろもらい)や口内炎などにも非常によく効きます。
今秋、風邪の回数は多いのですが、幸いにして、すべて一回の治療で改善し、発熱することも、咽の痛みが継続することもなく、当然、寒気が長引くことも、今のところありません。

 

体力や体調が良くなってこられても、まだまだ風邪を引きやすい体質のようで、しっかりと体質改善に取り組む必要を感じています。