動脈硬化
メタボリックシンドローム
健康問答
ある特定の医療機関が薦めるのが、メタボ検診です。
最近では、トクホの製品が多数販売されており、メタボを減らす試みが盛んです。
メタボリックシンドロームと呼ばれる状態かどうかは、「胴回りの長さ」や「汗のかき方」で評価します。
これによって「健康のハードル」を設定し、健康に関して人びとの不安感を煽ります。
お二人の意見は、「こんなことは余計なお世話である」ということで一致しています。
メタボリックシンドロームと診断されると、「血圧の数値」や「コレステロールの数値」について厳しく指導されることになります。
腹が出ていること、つまり肥満であることは「不健康」であると言われているのと同じことだからです。
しかし五木寛之先生は、著書「養生の実技」において、「シベリアに生きる婦人たちを見れば、肥満イコール不健康とは考えられない」と書いておられます。
ゆったりとロシアの大地に根をはやしたお腹と、腰の大きい女性たちの生命エネルギーは、おおらかで元気そのものと感じたそうです。
「年を重ねると、ある程度は脂肪で包まれていたほうが元気ですし、病気をしにくい。
風邪を引いてもすぐに治る傾向にあると思う」とコメントがありました。
一方で帯津良一先生は、「健康とは数字では表すことができない」とコメントされています。
これには私も同感です。
西洋医学は、目に見える数値ばかりに気を取られて、目に見えないもっと大切なものを見ることを忘れていないでしょうか。
帯津先生は健康について『もっと中にこもったもの、目に見えない「命の場」のエネルギーのようなところにあるもの』としています。
ホリスティック医学を推進している先生の考え方は、「人間は体と心と命から成る」ということに重点があります。
体の中には電磁場があり、重力場があり、そのほかにも生命に直結した物理量が存在していて、それぞれに対応した場を形成していると考えておられます。
現代の科学では計測が不可能であり、まだ発見されていないものがほとんどなのですが、それらを一つにまとめて、「命の場」と呼ぶことにされました。
この命の場のエネルギーこそが「生命」であるとし、このエネルギーが高いほど健康であるとしています。
体に傷があるから病気であるとか、無いから健康であるというのではなく、命の場のエネルギーを大切にすることが大切であるとコメントされています。
春陽気を蓄えて、活き活きと躍動 早起きを心がけ、太陽の光を浴びます | 夏陽気をほどよく発散して、のびのびと 夜は遅く寝て、朝は早く起きましょう | 秋心を安らかにして、陽気をひそめます 養生のコツは、早寝早起き |
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冬陽気を漏らさず、おだやかに 早寝を心がけ、朝はゆっくりと起きます |