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不妊症に関する資料

イギリス ウォーリック大学 ジェラルディーン・ハートショーン教授による研究によって、年齢と自然妊娠できる確率が明らかになりました。

この表は、正常な排卵のある女性が排卵日のタイミングで性交して妊娠する確率を示しています。

この表を見る限り、自然妊娠できる確率はそれほど高くないことがわかります。

 

3年間タイミングを合わせて子作りをした場合を考えますと、25歳では全体の64%、30歳で55%、35歳で37%、40歳で20.5%の方が妊娠していることになります。

妊娠に最適とされる25歳の確率でさえ、全体の64%です。

しかも、どの年代にも共通する点として、はじめの3ヶ月で妊娠しなかった場合、それ以降妊娠の可能性は徐々に低くなっていくことが読み取れます。

自然妊娠が意外に難しいことが、この表に表れています。

避妊に成功していると思っていたご夫婦が、「いざ子供がほしい」と思って自然妊娠を試みたところ、すぐに結果が出なくて心配になる理由はこのあたりにあると思います。

 

特に35歳からの妊娠は、25歳と比べると半分の確率ぐらいまで低下しており、楽観視できないように思います。

このことは卵子と年齢の関係に理由があります。

不妊症の定義は、「避妊をしていないのに2年以上にわたって妊娠に至れない状態」です。

むやみに焦ることは心身ともに良くありませんが、ただ様子をみているだけでは2年間はとてももったいないように思います。

できるだけ卵子の質の低下を押さえ、ピークに近い妊娠力を保ち、自然妊娠をめざすことをお勧めしています。

 

この表が示す意味をご夫婦でよく理解して、今後の参考にしてほしいと思います。

とくに男性は、自然妊娠に関して悠長に構えてしまいがちです。

西洋医学による不妊治療は、女性の身体に大きな負担をかけますし、精神的にも負担が大きくのしかかります。

不妊治療は女性にとって過酷なものとなる場合があり、気持ちに余裕をもって自然妊娠に取り組んでほしいと思います。

 

この表をみると、40代の方でも妊娠できる力が十分あることもわかります。

妊娠に関して不安を感じ始めたら、慌てることなく、自然妊娠できる土台づくりに目を向けてください。

自然妊娠が一番良いですし、女性の体にはその力が備わっていますから、その妊娠力を引き出すために体質改善を優先してほしいと思います。

 

東洋医学には、古来より受け継がれている優れた診断と治療があります。

病気ではない不妊であっても、身体のバランスの状態を把握することができます。

体調を整えることは、生命力を高めることにつながり、その結果、妊娠力が高まります。

もしも将来産婦人科での治療を選択することになっても、治療を長引かせないための土台作りをあらかじめすることが大切であります。

大阪本町鍼灸の不妊治療
大阪本町鍼灸の不妊症
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