対処療法の特徴

健康と病

 対処療法

 

西洋医学の特徴ともいえる「対処療法」ですが、その特徴は「病を固定的に診る」ことだけではありません。

日常生活に支障きたすほどの症状を緩和することは、生活の質(QOL)を高めることになるので、患者さんには大きな恩恵となります。

一方で、発熱や下痢といった症状には、病原体を排除しようとする「身体の防御反応」でもあるので、対処療法として解熱剤や下痢止めを服用することは、病からの回復を遅らせることにもなります。

対処療法には、このように「諸刃の剣」のような要素があり、不快な症状を的確に、速やかに取り除いてくれる長所と、病の治癒を遅らせたり、阻害したりするという短所を持ち合わせています。

病の急性期にQOLの改善を目的として対処療法による治療を受けることは、患者さんにとって有意義な一面があっても、慢性的な症状に長期的に使用することは回復をさらに遅らせることになるだけでなく、「医原病」と呼ばれる副作用による重篤な病へと陥る危険性があることにも配慮する必要があります。

日本では「医原病」についての情報は非常に少ないため、ご存知の方がかなり少ないように思います。

実は、西洋医学の総本山とも言えるアメリカでは、医原病の問題が深刻となっており、年間で70万人以上もの方がこれによって亡くなっているとのデータがあります。

医原病とは、「たいして病気でもない人が手術や投薬をなどの医療行為を受けることによって、本当に病気になること」を意味します。

日本でも、多くのくすりが過剰に、不適切に使われることがあるのではないでしょうか。

総合病院から出てこられる患者さんの手には、溢れるばかりの薬が見て取れます。

何十種類もの薬を飲むことでお腹がふくれてしまい、食事をまともに取れなくなっている人の話もよく耳にします。

海の向こうの話ではなく、ここ日本でも医原病が蔓延している現状に目を向ける必要を感じずにはいられません。

薬に頼らず、身体にやさしい治療法があります

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薬には副作用があり、長期的に使用したくはありません。 鍼灸治療は、みなさんの体質と体調に合わせた優れた治療法です。