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和鍼治療院と全体性

和鍼の全体性

現代医学は、それぞれの専門に分科しています。

眼科は眼のみを治療し、耳鼻科は耳や鼻のみを治療し、婦人科は婦人生殖器を治療し、呼吸器科は呼吸器のみを治療することになります。

身体の一部分を全体と切り離して診断し、それぞれ個別に扱うところが特徴です。

 

例えば、腰がおかしいと思った場合、整形外科で診察を受けることになります。

レントゲンやMRIなどの機械を使うことで、目に見える形の原因を調べます。

それによって、腰付近の骨格や筋肉などの関節の異常が問題となり、患部の炎症を抑制するための神経ブロックなどの注射をすることが治療となることが多いと思います。

このように目に見える形の異常が発見できないときはどうでしょうか。

原因がわからないまま、牽引したり、湿布をしてみたりするしかなく、そのまま経過を看るしかないことにないます。

しかし、腰の痛みで苦しいご本人にしてみれば、泣きたくなるほどの痛みをじっと我慢することになり、腰痛が持病になる危険すらあります。

「調べても原因がわからないから病気ではない」というのでは、困ります。

 

和鍼治療院では、目に見える形であるそれらの情報も参考にしますが、目で見ることができない情報も収集し、全体性に照らし合わせて腰痛の原因を推測します。

私の場合、腰に痛みがあると聞くと、内臓のどこかに不調があるのではないかとまずは考えてしまいます。

例えば、胃が弱ると口のあたりに吹き出物が出ることがあります。

あるいは肝臓が弱ると、筋肉に力が入りにくくなり、肉離れなどの障害の原因になることがあります。

このような関連性を重要視してきたのが、東洋医学なのです。

 

東洋医学には、目に見えないものをキャッチするための診断方法があります。

それは「四診」と呼ばれていて、身体全体のバランスを調べるためにとても重要な診断技術でもあります。

「目で見えること」と「目で見えないこと」の両方から身体の状態を看ることが大切です。

根本的な原因のそのほとんどが、目に見えることよりも目に見えないことにあり、それを治療することで腰の痛みが劇的に改善することを何度も経験しております。

腰痛に限らず、めまいや耳鳴り、喘息やアトピー性皮膚炎、リウマチ、狭心症、不妊症、無月経など、現代医学では良くならなかった症状が、和鍼治療院で改善することは決して珍しいことではありません。

このような治療効果を出せるのは、和鍼治療院が全体性に基づいた治療によって、根本原因を改善し、体質そのものを健康へと回帰させる手助けをしているからであります。

もしも改善しない症状でお悩みでしたら、おひとりで悩みを抱え込まずに、和鍼治療院の治療を試してほしいと思います。

 

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