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互根
![自然死](https://static.wixstatic.com/media/03321328e93d485eac5e08f7009937e6.jpg/v1/fill/w_343,h_345,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/03321328e93d485eac5e08f7009937e6.jpg)
陰と陽は対立しながらも相関しています。
このことを「互根」と言います。。
これは、もちつもたれつという相互依存の関係のことで、どちらが欠けても成立しないことを意味しています。
スポーツの世界を見てみますと、野球やバレーボール、テニスのような球技は、攻守が順番に切り替わります。
それに対して、サッカーやラグビー、バスケットボールなどは、攻守がランダムに入れ替わります。
両者の試合時間を比較してみると、前者は未定ですが、後者は最初から決定しています。
後者の球技は、共有する試合条件(互根)を「試合時間」に置いていることになります。
前者の球技は、交互に攻撃チャンスが巡ってくることに試合条件(互根)があります。
このように、陰陽が何に根差しているのかで、陰陽のバランスの内容が変わります。
サッカーやラグビーのように試合時間が両チームで同じである時、ボールをどれだけ支配できるかが勝敗に影響します。
目まぐるしく、攻撃と守備が入れ替わるところにゲームの面白みがあり、観戦する人を惹きつける魅力のひとつとなっています。
「攻撃」という「陽」と、「守備」という「陰」を、状況に応じて速やかに使い分けることができるチームは、試合を有利に進めることができます。
「攻撃は最大の防御である」という言葉がある一方で、「得点を与えなければ、負けることはない」という言葉があります。
どちらも勝利をつかむために有効な手段を表していますが、攻撃(陽)と防御(陰)のどちらに重点を置くのかという点に違いがあります。
しかし、攻撃に重点を置いても、防御に重点を置いても、目的を達成することができれば、攻撃は防御を支えることになり、防御は攻撃を支えることになります。
このようにスポーツの世界においても、陰と陽は対立する関係であり、しかも同時に支えあう相関関係であることが見て取れます。