和鍼治療院の症例

膝関節炎の症例

80代 女性 Sさん

 

耳鳴り、難聴、幻聴と耳の病気で悩んでおられるSさんが、あるとき両膝が痛くなって、立ち上がるのも、腰掛けるのも苦労するようになり、トイレに行くのも大変で困っておられました。


「なんで膝が悪くなったのか」と聞かれるのですが、そんなに簡単に原因はわかりません。
なぜなら他の症状が改善しているのに、膝関節に症状が出るのは矛盾があります。

現在治療している内容とは別の何かがあることを意味しています。
ひとつひとつ原因を探りながら治療していくことで、なんとか根本原因を見つけることができました。
原因は歩き方が急に悪くなったからではなく、内臓のバランスの乱れ、つまり消化器にあることが判明しました。
膝が悪くなった直後の最初治療で、かなり痛みが消失し、イスから立ち上がることも、イスに座ることもできるようになりました。
しかし布団から立ち上がる際に、右膝に痛みが出るのだけがすっきりと取れませんでした。

現在も治療中ですが、治療を重ねることで、徐々に布団から立ち上がることも楽にできるようになってきています。


この方も80代と高齢で、ほとんどベッドで安静にしている生活をおくられています。
足腰の筋肉がかなり低下されていて、室内でも杖がないと安心して歩くことができません。
難聴や耳鳴り、腰痛の治療を目的に治療を始めたのですが、このように突然、膝に痛みが出ることがります。
そもそも膝の状態は良くなかったのですが、他の症状を治療しているうちに膝の状態も良くなっていました。
そんな時に、予期せぬ急激な膝の痛みに、ご本人だけでなく、私も驚いてしまいました。


今回は、消化器の気の乱れが原因であることをすぐに見つけることができたので、的確な治療をすることができ、悪化することなく、順調に回復できています。
まだまだ気は抜けないのですが、まずはすみやかに消化器を整えて、本来の身体の状態に戻っていただくことが大切です。
そうすることで、膝の状態は間違いなく良くなっていくと確信しております。