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内分泌系
(ホルモン)
私たちの身体は、ホルモンによってコントロールされています。
下垂体、甲状腺、副腎、卵巣、精巣、胎盤などの内分泌腺からホルモンは分泌されて、血液の中を流れて、作用させたい器官にまで運ばれます。
ほんの少しの量でも身体に作用する特徴があり、ホルモンバランスが少しでも崩れると恒常性に大きな影響を与えることになり、健康を維持できなくなります。
ホルモン剤の服用には細心の注意!
アトピー性皮膚炎や気管支喘息などのアレルギー疾患、膠原病、多発性硬化症など自己免疫疾患に対する治療薬として、ステロイド(副腎皮質ホルモン)が良く使われます。
それ以外にも、身体に生じるさまざまな炎症に対して、消炎鎮痛の目的で使用されるステロイドは、ホルモン剤です。
その抗炎症作用は効き目が甚大で、「魔法の薬」と言われた頃があります。
微量でも作用するホルモン剤は、その効き目の強さや長期服用には細心の注意が必要です。
また、避妊や不妊症などにもホルモン剤は使用されますが、薬の副作用をよく調べた上で使用する必要があります。
スポーツの世界で非常に厳しくステロイド剤の使用を禁止しているのは、選手の健康を憂慮してのことであり、スポーツ引退後の選手がカミングアウトしてまでその被害を訴えることを軽く見てはいけないではないでしょうか。
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