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五味

「良薬は口に苦し」と古くから言われています。

苦いくすりほど効果がありそうに思われている方が多いように思います。

確かに、漢方薬には苦みがあるものが多く、決しておいしいものではありません。

しかし、苦みは薬の味の一つに過ぎず、五種類の味に分類されています。

東洋医学は、味覚を五つに分類しています。

甘い、辛い、苦い、しょっぱい、酸っぱいが味覚の基本となり、生薬もこれに基づいて分類されることになります。

さらに、我々の五臓には、五つの味覚がそれぞれに配当されていて、生薬の味を利用して五臓のバランスを整え、病気の治療に使われます。

これは、長い経験から得られた叡智であり、同じ味の漢方薬に共通する作用を古代の人々が見つけ出したことの恩恵と言えます。

五味について学ぶことは、漢方薬を知るためにとても大切なことです。

ひとつひとつの味と臓腑の関係をご紹介します。

 

大阪本町鍼灸の漢方
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