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コロナウイルス 1


「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」と言われますが、今回のコロナウイルス(COVID-19)は新型ということで、未知のことがまだまだ多いようです。

肉眼では確認できないほどウイルスは微小な存在ですから、多くの不安が世間を被っています。

そこで、国立感染症研究所の情報にもとづいて、コロナウイルスについて学んでみようと思います。

コロナウイルスの特徴は、約20nmの特徴的なスパイクを持つエンベロープウイルスであるということです。

エンベロープとは、ウイルスが増殖して細胞の外へと飛び出してくるときに、細胞の成分をまとってできる「膜」のことです。

エンベロープは、脂質、タンパク質、糖タンパク質からできていています。

脂質に作用するものでエンベロープは壊れやすく、膜が壊れるとウイルスは活動できなくなります。

エンベロープウイルスは、アルコール消毒からダメージを受けやすいと言われていて、コロナウイルスにはアルコール消毒が有効ということになります。

手を介して口から侵入し腸管に感染するウイルスは、胃酸や胆汁酸などの消化液に抵抗できるタイプです。

例えばノロウイルスがその類であり、ノンエンベロープウイルスとして区別されています。

エンベロープウイルスであるコロナウイルスは消化器には影響を及ぼしません。

その代わり、コロナウイルスは上気道の粘膜に親和性(ウイルスが特定の細胞や器官を選んで感染すること)があり、肺に影響を与える可能性が高いことになります。

これはインフルエンザウイルスも同じであり、感染して重篤化すると「肺炎」へとなる傾向があります。

コロナウイルスの粒子ひとつの大きさと形状は、直径100nmから200nmの円形または楕円形。

薬局で一般に売られているサージカルマスクの空気孔の大きさは、5μmだそうです。

1μmは、1000nmです。

ウイルスよりもマスクの穴は50倍も大きいことになるので、マスクをしてもウイルスの侵入を防ぐことはできず、感染予防にはなりそうもありません。

サージカルマスクの「サージカル」とは、手術のことです。

手術時に医師がマスクをしますが、それは唾液や痰などが飛沫して、清潔な手術箇所を汚染しないことが目的です。

これらの観点から考えると、感染者がマスクをすることで、病原体を含む飛沫の拡散を最小限度に留める効果は期待できます。

しかしながら、飛沫による感染は防げてもウイルス自体は拡散するので、呼吸するだけでウイルスはマスクの穴から漏れ出ることは想像できます。

そして漏れでたウイルスは空気に乗って飛散し、罹患していない人のマスクにも容易に侵入できることがわかります。

これらの事実を鑑みると、マスクの品薄状況にあまり過敏になる必要はないと思います。

ウイルスを次の人に感染させない努力とは、罹患している人がマスクをして飛沫を最小限に止めることであると認識することが大切だと思います。

マスクの効果をあまり過大評価しないように気をつけてください。

絵 インターネット参照