2018 熱中症
2018年の夏は、体温を上回るほどの暑い日が続きました。 連日のニュースでは、熱中症で病院に搬送される人が増加する様子が報道され、これらすべてが前例がないほど記録的な現象となりました。 不思議な現象は、和鍼治療院にもおこりました。 お盆が過ぎの8月17日以降、一日に訪れる患者さんの半数に熱中症の関与があったのです。 開業して10年以上が経ちますが、これほど多くの熱中症治療をした経験はありません。 備忘録として記す必要を感じましたので、詳細を報告します。 お盆前には3人ほどだった熱中症の患者さんが、お盆以降は過半数に急増。 しかも、久しぶりに訪れた患者さん、新たに来院した患者さんの双方に関しては、ほぼ100パーセントの確率で熱中症による体調不良がありました。 そして、それは9月の末まで継続となっています。 「熱中症」といえば、どのような症状が思い浮かぶでしょう。 来院した患者さんに質問したところ、「脱水症状」を挙げる人はおられますが、多くの方はそれ以外の症状の返答に困りました。 熱中症とは、具体的な症状ではなく、暑さで身体が犯されている状態を表しま