ホメオスタシス私たちの身体は、絶妙なバランスで成り立っています。 この内部環境を一定に保つ働きをホメオスタシス、つまり「恒常性」と呼びます。 それによって、体温や血圧を一定に保つことができたり、身体に有害なウイルスや細菌の侵入を防御したり、除去したりすることや、傷ついた細胞を修復した...
涙と汗ヒポクラテスもアリストテレスも、「汗と涙には冷たいものと温かいものがある」ということに注目していたようです。 ヒポクラテスは、「病気は余剰物が原因である」としています。 そしてアリストテレスは次のように考えていました。 ...
冷たい汗、温かい汗アリストテレスは、「涙の話」の続きで「汗」について以下のように語ります。 このような理由で、医者もまた、「冷たい汗をかくのは大病の兆候であり、温かい汗は反対に病気を取り除く」と考えているのである。 なぜなら、余剰物が多量に体内にある時には、内部の熱がこれをこなすことが...
温かい涙、冷たい涙頬を伝う涙に、「温かい」や「冷たい」といった温度を感じたことがありますか? 石川啄木の歌に わかれ来てふと瞬けば ゆくりなく つめたきものの頬をつたへり とあります。 この歌は、吹雪の停車場で妻子と別れた際に詠まれたものだそうです。 ...
脂肪の行方以前のブログで「食べ物の行方」として、たんぱく質の体内での消化・吸収を取り上げました。 たんぱく質が恐ろしく速いスピードで、分子レベルで入れ替わることを突き止めたのが、シェーンハイマーでしたが、彼は、脂肪の動きを調べることにもチャレンジしています。...
コラーゲンの行方 (後編)コラーゲンはグリシンというアミノ酸から形成されます。 コラーゲンは体内で骨や軟骨、筋肉・腱や皮膚の原料として利用されているたんぱく質で、加齢とともに起こるとされる関節痛に関与されることが指摘されています。 グリシンを大量に摂取することでコラーゲンが増えてくれると良いので...