悪性腫瘍の縮小に挑む (丙)
そしていよいよ4月中旬のレントゲン、CTによる検査の日となりました。 ご本人は、検査の際に放射線を大量に浴びるために受けたくないと主治医には告げていたのですが、やはり進行を診る必要があることから、最終的に検査を受けることになりました。 三か月の短い期間でしたが、治療においてやれることはすべて手をつくしました。 期待と不安が混じる今回の検査でしたが、気管支の横のリンパに転移していた腫瘍20mmの大きさが、14mmに縮小していることがわかりました。 ステージ4の肺がんで、転移していたガン細胞が減少したことになります。 しかも今週の治療で、最初の望診で確認していた舌の状態に変化があり、舌尖の赤みが少し減少し、苔がうっすらと広がりはじめていることが確認できました。 ガンの縮小と舌の状態が関連していることを意味しており、正気が回復していることもわかりました。 飲酒、喫煙、治療回数と、どれをとっても体質改善には不利な条件で、ガンの治療としては満足のできる内容ではありませんでしたが、ガンの進行を止めること、さらにガン細胞を縮小させることに成功できたことは最高の