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鍛練とホルミシス (丙)


現代社会は、疲労を蓄積する傾向にあります。 慢性消耗性疾患とも呼ばれていて、身体を健康的に維持する機能であるホメオスタシスが正常に働いていない状態が続いていることが考えられます。 ホメオスタシスを取り戻すことは、病から回復するためにとても重要です。 東洋医学はホメオスタシスを高める手段として最適であると考えていますが、それと同じくらい効果的な「体力づくり」について、ご紹介したいと思います。 治療を終えた患者さんから、自宅でできる健康法について聞かれることが良くあります。 「治療に専念する」必要がある方から、「養生に注意する」必要がある方までいろんなケースがあり、自宅でできる健康法は十人十色であります。 しかし、「体力をつける」は、どの方でも大切な要素ですので、その方に合った運動方法を紹介させてもらうことが良くあります。 運動方法を間違うと、体力づくりになるどころか、負担をかけすぎて病気を悪化させることになる危険もあるので、注意が必要です。 「運動は身体に良い」という話は良く聞きますが、一方で運動によって体調が悪くなった方もおられるのではないでしょうか。 このようなことが起こる理由を考えてみましょう。 そもそも運動は、身体へ負担をかける行為です。 その点だけをを見れば身体に悪いことになってしまいます。 ところが体力増進につながる理由は、運動には「ホルミシス」が働くからです。

ホルミシスとは、何らかの有害性を持つ要素を、有害となる量に達しない範囲で用いることにより、それを処理できるような有益な機能を獲得できるようにすることを意味します。

例えば、放射線や紫外線は人体に有害とされていますが、微量であれば有益になることがあります。 放射線であれば、ラジウム温泉のように病気の治療に使われたり、紫外線であれば、ビタミンDの生成に必要であり、欠乏するとくる病の原因になることがあります。 このような有害物質は、もちいる濃度や線量が重要であり、それらをうまく調整することで、生命の活力を刺激し、人体に有効に働くように用いることができます。

このように、昔の人はホルミシスの効果をうまく活用していたことがわかります。