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パーキンソン病の解説


パーキンソン病

医学大辞典によると、ドパミン代謝異常により、錐体外路系神経核に変性をきたす病気のことです。

黒質緻密帯と線条体におけるドパミン不足と相対的なアセチルコリン系の増加が出現します。

そのため、西洋医学の治療では、ドパミン不足の補充とアセチルコリンの抑制が重要とされています。

西洋医学では、病気の発症原因は不明となっていて、中年期(60才〜70才)以降、非対称に発症することは明らかのようです。

無動・筋の固縮・静止時振戦・姿勢保持反射障害の4大徴候に加えて、自律神経障害も出現するので、これらの症状が身体に現れたらパーキンソン病の可能性があります。

4大徴候のすべてが錐体外路系神経核の変性と関係しているのですが、これらの徴候について詳しく説明します。

無動とは、顔の表情が乏しく、まばたきが減少し、動作が緩慢な状態です。

筋の固縮とは、自分の意思で関節を動かすときに、歯車様の抵抗を感じます。

静止時振戦とは、誘因なく緩徐に出現する手の震えのことです。

姿勢保持反射障害とは、すぐに歩き出せない、前傾前屈姿勢、加速歩行、方向転換困難などの運動障害のことを意味します。

自律神経障害では、慢性便秘、泌尿障害、起立性低血圧、脂漏性皮膚などがあります。

以上のように、パーキンソン病の症状は、非常に多岐に渡っており、どの時点で錐体外路系神経核に異常が生じたのかを認知することは簡単ではありません。

それゆえ、病気に気づくことが遅れて、根本治療が遅れることになる場合が非常に多いです。

西洋医学では原因不明となっている病気ですが、東洋医学であれば原因の究明に役立つことができます。

しかも、根本的な治療法がないとされている西洋医学とは異なり、東洋医学では根本療法によって体質改善を図ることで、多種多様なパーキンソン病の症状を緩和したり、改善したりすることが可能です。

東洋医学による鍼灸治療は、パーキンソン病の改善に非常に有効的と言えます。

今回、ご紹介するHさんは、6年前にパーキンソン病を発症しました。

Hさんは、70代の女性です。

Hさんの場合、発症時に4大徴候(無動・筋の固縮・静止時振戦・姿勢保持反射障害)はありませんでした。

それなのに、病期を発症していることに気づくことができたのは、レム睡眠行動異常症が出現したことがきっかけでした。

Hさんの症例を見ながら、パーキンソン病の治療に鍼灸が非常に効果的であることを紹介いたします。