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気について

東洋医学は「気一元論」にもとづいた治療であります。

「気一元論」とは、この世の一切の存在が「気」から生じているとし、「気」の一つの集りとして存在していること意味します。

つまり「気」とい媒体であらゆる現象を認識するのですが、日常生活において馴染みのない方が多く、なかなか理解することが難しいと思います。 そこで私なりに、「気」について説明をしてみようと思い、まずは特徴の面から考えてみようと思います。

気の特徴の一つに、「流れる」ということがあります。

私たちが生きていくためには、気が絶え間なく、滞りなく流れることが重要です。 体の表面には、内蔵から生じた気が流れ出て、それぞれの臓腑に関係する経絡を循環します。

気は胃から生じて、肺、大腸と順番に次々と他の五臓六腑を巡り、最後に肝から肺に還って胃に戻ります。 昔の人は、この循環を川の水に例えました。

山に降った雨水は、集まって渓流を作り、何本もの支流が合わさって大河を形成します。

そしてその流れは海へとそそがれて、また太陽の熱で温められて水蒸気となり、集まって雨雲となり、山へと降り注ぐことを繰り返します。 気の循環とは、自然界の水の循環に似ています。

そしてこの水の循環を使って、「気と病の関係」を考えると次のようになります。 「気」は、身体の状態によって、不足したり、過剰に溢れたりします。

それはまるで、雨不足で川の水位が減ったり、大雨の影響で川が氾濫したりするのと似ています。 雨の降り方も大切で、あるところにだけ偏って降ったり、逆に降らなかったりすると困ります。

また同じ川の流れでも、土砂が堆積して流れを塞き止めることがあっては大変です。 これらと同じようなことが、身体を流れている気に起こると病が生じることになります。 先程の水の例えを気に置き換えると、難しい東洋医学用語も分かりやすくなるかもしれません。 例えば、雨が降りすぎて溢れることを実邪、雨が降らず水不足になることを気虚、流れが悪くなることを気滞、気の偏りを気の偏在と言って、病気のメカニズムと関連が深いです。 このように、気流れは、偏りがなく、過不足なく、スムーズに流れることが重要で、その事は健康であるために不可欠なのです。