六人衆 「肆」 5年後の「今」「六人衆」というテーマで、Sさんとの出会い、治療内容、体質と治療による変化をみてきました。 日本では西洋医学が主流ですが、和鍼治療院の東洋医学の治療とは大きな違いがあることに気づいてもらえたでしょうか。 私がSさんの往診をする前、Sさんは内科、整形外科、呼吸器科、歯科と通院...
六人衆 「弐」異病同治編⑦姿勢、⑧腰痛、④肩こりは、膝関節痛と関係している可能性が高く、Sさんの体質と体調の両面から原因を考えました。 歩く姿勢を観察すると、頭が体幹の中心よりもかなり前にあり、両手は腰よりも後方に位置しています。 歩幅は小さく、右ひざが外方へと大きく開きます。...
六人衆 「壱」治療の始まり月に一度、S邸にて開催される集会があります。 この集会の存在を知ったのは、今からおよそ5年前、81歳を迎えたSさんとの出会いでした。 ある方のご紹介で、Sさんのご自宅に往診をするようになったからです。 Sさんは両膝関節が変形し、歩行にもかなり支障が出ていました。...
ラグビーの代償 (B面)月曜日の午前は、デイケアにて老人のストレッチとマッサージを行います。 身体の不自由な方との接点を持ちたいことから始めた試みです。 ケアセンターには、三種類のマシンがあるので、1時間前に出勤して筋トレに励んでいます。 体調不良があるようなので、筋トレをするかしない迷ったのです...
慢性疾患と冷え性この数年で「体温が低いと病気になりやすい」と言われるようになりました。 書店で健康関連の棚を見てみると、「体温を上げる」ことに関する書籍がたくさん並んでいるので、その関心度の高さがよくわかります。 これらの書籍に関心が集まる理由には、「慢性疾患」で悩んでおられる人の増加があ...