風邪の治療例 「咳」80歳代の男性Iさんは、体格のしっかりしたお父さんです。 数年前に右膝関節を悪くして、病院にて手術しかないと診断された経歴があります。 鍼灸治療の甲斐があって、今ではまったく膝の痛みが無くなり、屈伸も問題なくできるようになりました。 ...
2015 風邪について先月の体育の日を経て、この三週間は風邪の治療をすることが非常に多かったように思います。 秋も少しずつ深まってきて、朝晩と日中の温度差に大きな開きがあるため、体調維持や管理が難しいことが理由かもしれません。 体育祭や文化祭などのイベントが盛んに行われる時期であり、日本にお...
風邪の予防現代医学では、風邪の原因が口や鼻から浸入するウイルスであることがわかっています。 その点に疑う余地は無く、マスクをすれば予防や拡散防止になると考えるのも当然です。 東洋医学では、風邪は首の後ろや背中から浸入すると考えています。...
「薬育」について薬との正しい付き合い方を学ぶことを「薬育」と呼びます。 日本では聞き慣れない言葉ですが、フランスでは小学生の頃から薬について学ぶそうです。 実は、平成24年度から日本でも、全国の中学校で「くすり教育」がはじまりました。 http://www.kyoiku-press.jp/...
食べ物の行方 (下)シェーンハイマーは、重窒素を使った動物実験で、さらなる試みをしました。 それは、投与された重窒素アミノ酸が、身体のたんぱく質中の同一種のアミノ酸と入れ替わるのかどうかを確かめることでした。 つまり、餌に含ませたアミノ酸のロイシンが、体内のロイシンと置き換わったどうかを調べ...
食べ物の行方 (中)重窒素(N15)を使うことで、特定のアミノ酸を追跡できることを見つけたシェーンハイマーは、ネズミの餌にこのアミノ酸を混入し、どれだけの重窒素が体内に留まるのかを調べました。 どれくらいの重窒素が体内に残ったのでしょうか? ...
食べ物の行方 (上)私たちは食べることによって生命活動を営んでいますが、食べたものがどの程度吸収され、どこへ運ばれて行くのかを知る人は少ないのではないでしょうか? この疑問を突き止めたのが、ルドルフ・シェーンハイマーという人物です。 彼は、たんぱく質を構成するアミノ酸に着目しました。 ...
一本鍼鍼灸治療というと、背中にたくさんの鍼を立てることをイメージする方がおられるのではないでしょうか。 あるいは、病気が治るまで、何回も通わないといけないと思われる方もおられると思います。 病気の原因や身体の状態は十人十色ですので、ひとりひとりに合った治療が必要です。...
初めての運動会私の息子が初めての運動会を迎える前日のこと、テントなどの準備のため、幼稚園で作業をしていました。 Hちゃんのお父さんが、娘さんの身体の状態を心配しておらるのに気づきました。 詳しく事情を聞くと、今朝からHちゃんに発熱があり、明日の運動会に参加できるかどうかわからないとの...
気を診る目「森羅万象のすべて、その一つ一つが気の集合体である」と考えるのが、東洋医学です。 「気」は目で見ることはできませんので、人を治療する際にそれを診る技法が必要となります。 そこで、見えないもの診るために用いるのが、望・聞・問・切の四診です。 ...