「薬育」について薬との正しい付き合い方を学ぶことを「薬育」と呼びます。 日本では聞き慣れない言葉ですが、フランスでは小学生の頃から薬について学ぶそうです。 実は、平成24年度から日本でも、全国の中学校で「くすり教育」がはじまりました。 http://www.kyoiku-press.jp/...
食べ物の行方 (下)シェーンハイマーは、重窒素を使った動物実験で、さらなる試みをしました。 それは、投与された重窒素アミノ酸が、身体のたんぱく質中の同一種のアミノ酸と入れ替わるのかどうかを確かめることでした。 つまり、餌に含ませたアミノ酸のロイシンが、体内のロイシンと置き換わったどうかを調べ...
食べ物の行方 (中)重窒素(N15)を使うことで、特定のアミノ酸を追跡できることを見つけたシェーンハイマーは、ネズミの餌にこのアミノ酸を混入し、どれだけの重窒素が体内に留まるのかを調べました。 どれくらいの重窒素が体内に残ったのでしょうか? ...
食べ物の行方 (上)私たちは食べることによって生命活動を営んでいますが、食べたものがどの程度吸収され、どこへ運ばれて行くのかを知る人は少ないのではないでしょうか? この疑問を突き止めたのが、ルドルフ・シェーンハイマーという人物です。 彼は、たんぱく質を構成するアミノ酸に着目しました。 ...
一本鍼鍼灸治療というと、背中にたくさんの鍼を立てることをイメージする方がおられるのではないでしょうか。 あるいは、病気が治るまで、何回も通わないといけないと思われる方もおられると思います。 病気の原因や身体の状態は十人十色ですので、ひとりひとりに合った治療が必要です。...
初めての運動会私の息子が初めての運動会を迎える前日のこと、テントなどの準備のため、幼稚園で作業をしていました。 Hちゃんのお父さんが、娘さんの身体の状態を心配しておらるのに気づきました。 詳しく事情を聞くと、今朝からHちゃんに発熱があり、明日の運動会に参加できるかどうかわからないとの...
気を診る目「森羅万象のすべて、その一つ一つが気の集合体である」と考えるのが、東洋医学です。 「気」は目で見ることはできませんので、人を治療する際にそれを診る技法が必要となります。 そこで、見えないもの診るために用いるのが、望・聞・問・切の四診です。 ...
木を見る目建造物を造る際に、木材をどのように使うのか。 現代の私たちは、「形や寸法」にこだわります。 しかし、そこに問題があるとしたら、どうでしょう。 薬師寺金堂の再建を任された宮大工棟梁、故・西岡常一さんの木の見方・考え方に、学ぶべきところがあります。...
木の文化「木の文化」 日本には、1300年もの昔に建立された塔が二つ残っております。 一つは法隆寺の五重の塔、もう一つは薬師寺の東塔であります。 どちらも木造建築であり、世界で類を見ない耐久性を保持し、1300年前の姿を現代に残しています。...
気の文化最近は、「鍼灸治療」と言いましても、色々とあります。 鍼灸治療が東洋医学であった時代は、遠い昔のことのようです。 鍼灸は本来、ツボに使うものですが、筋肉や神経を意識して使う治療が増えています。 医学とはどのような理念に基づいて治療するかによって決まりますので、東洋医学...