予防医学東洋医学には、「未病を治す」という考え方があります。 これは現代で言うところの「予防医学」の考え方と似ています。 病気を予防するための秘訣は、健康である間に予防を考えることにあります。 つまり、病気になってから健康を考えるのは、「医療の第一目的」とは言えないということ...
「病」の考え方 (後編)抗生物質が出現した事により、細菌性の病気が激減し、内因性の疾患が増加しました。 内因性疾患の治療方法においては、攻撃的な西洋医学は力を発揮できません。 当然ですが、自らを攻撃することはできないからです。 この点においては、自らのホメオスタシスを高める東洋医学が受け入れ...
「病」の考え方 (前編)東洋医学と西洋医学では、医療の考え方や治療方法に大きな違いがあります。 一概にどちらが良い・悪いというのではなく、体の状態や状況に応じて、東洋でも西洋でも適切な治療を受けることが大切です。 二つの医学について、その違いを比べてみたいと思います。...
ヒュギエイアの杯ヒュギエイアは、ギリシア神話に登場する女神で、健康の維持や衛生を司ります。 父は、ギリシアの医神・アスクレピオスです。 アスクレピオスの杖が「医学のシンボル」とされるのに対し、ヒュギエイアの杯は「薬学のシンボル」として用いられることが多いようです。 ...
アスクレピオスの杖WHO(世界保健機構)のシンボルマークが、「アスクレピオスの杖」です。 杖に蛇が巻き付いた形をしています。 一見すると、医療と蛇がどうして結びつくのか、奇妙な感じがしませんか。 実は、蛇には特有の性質があります。 蛇はどんなに表面が傷ついても、脱皮をすることによって、...
不顕性感染(後編)不顕性感染の確率が高い菌に、「コレラ」があります。 コレラ菌に感染しても半数以上の人は発症しないと言われています。 コレラが世界的に流行した時代、二人の学者が「公開実験」を行いました。 その一人であるコッホは、エジプトでコレラ菌を発見しました。 ...